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空手・キックボクシングでの子供の怪我について

私は医師ではないので、正確な事は医師に相談し、体験談としてお読みいただければと思います。

余談から入りますが、スパーリングや組手をするような道場では基本的にスポーツ保険に入っていると思います。その際、保険会社の区分を読むと、格闘技で最も怪我の重くなるボクシングでもランクB程度程度で、ロッククライミングより安全という判断だということがわかります。

昭和の頃は鎖骨が折れたくらいなら畳に寝かせるくらいで放置していましたが、最近はそうもいきません。怪我には気をつけている道場が多いと思いますが、やはり怪我はつきものなので、ここでは怪我に関する体験談を述べます。病院に行く前の参考にお読み下さい。

額を痛がる

空手ならメンホー、キックボクシングならヘッドギアをつけますが、額部分は頭部に接していて、強く打たれれば衝撃を受けますので、試合後などは額を痛がる事が多いです。ほぼ大した事にはなりませんが、大学生くらいになると試合後の飲み会になる事があります。
この場合飲酒は控えるようにしましょう。脳に悪影響が出る可能性が高いです。そもそも大学生でも未成年は飲酒は禁じられていますが……。

試合・スパーリングの翌日以降も頭痛がする

ヘッドギアを付けていても、強い打撃を受けると翌日以降も頭痛を訴えることがあります。頭痛という事で心配してしまいますが、これは緊張性頭痛というもので、あまり心配する必要はありません。

人間の首は無意識に固まる

頭に打撃を受けて、脳がすぐやられるということはほとんどありません。
打撃を受ける時、人間の首は脳を守るため、無意識に首の筋肉を固くして衝撃に備えます。
これは普段使わない筋肉なので、翌日以降筋肉痛になりますが、これが神経に影響して頭痛になります。
筋肉痛の平癒と同時に治っていきます。

吐き気など異常が見られる時は

子供や女性にそこまでやらせるジムは無いとは思いますが、強い打撃を受けると脳挫傷などの重い症状に繋がる場合があります。
打撃を受けて吐き気、倦怠感、不自然な眠気がある時はすぐ病院へ向かいましょう。

肩を痛がる

大人なら肩がどう痛い、動かしずらいと訴えてくれるのでわかりやすいですが、子供の表現は未発達で、大人にはわかりにくい事があります。

ここで疑うのは2つ。

1.脱臼(亜脱臼)した
2.鎖骨が折れた

昭和の頃の道場では、肩が脱臼したら先生がはめたものですが、現在これは禁止です。まず安静にして医療機関へ。

ここで間違えやすいのが、鎖骨が折れたのを子供が「肩が痛い」と表現することがあります。鎖骨の骨折を脱臼と間違えて腕をひっぱると骨折面がズレて悪影響になる場合があります。まず脱臼なのか、鎖骨の他骨に異常が無いかを確認しましょう。

この記事は思いついたら更新していきます。

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テーマの著者 Anders Norén